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[試合後談話]2017.1.30

新人王戦に弾みをつける

 約3年ぶりに復活した「第83回フレッシュボーイ」が30日、後楽園ホールで開催された。メインイベントで行われる予定だったバンタム級8回戦、木村隼人(ワタナベ)対高橋竜平(横浜光)は高橋の棄権により中止。試合はオール4回戦、全9試合で行われた。終了後にはMVPが発表され、第8試合スーパーフライ級4回戦で2度のダウンを奪い判定勝ちした松本雄大(18=横浜光)が獲得した。賞品の腕時計を手に入れた松本は「他にKOで決まった試合があったのでまさか自分が獲れるとは思わなかった。相手はパワーと気持ちが強かったが、前回の反省を生かして戦った」と喜びを口にした。
スリリングな展開となった
 第7試合はデビュー同士による一戦。両者とも初回からスピード感溢れる攻防を見せるなか、サウスポー矢斬佑季(25=花形)が右フックでスミス健人(21=勝又)の左目上を切り裂きレフェリーストップ勝ちを収めた。
二人三脚で新人王を獲る!
 初陣を飾った矢斬は「強い相手だと聞いていたが、力を抜いて試合に臨んだ。トレーナーと一緒に新人王を目指します!」と笑顔を見せた。
 かつて所属していた花形ジムに戻り、同ジムではこの日が初セコン ドとなった元日本スーパーフライ級王者の菊井徹平トレーナーは「自分が試合をするより緊張してしまい頭が痛くなった。まだまだこれからですね」と現役時代と同様、謙虚に試合を振り返り前を見据えた。
うれしい初勝利を挙げた
 第9試合は佐々木悠登(22=ワタナベ)が左ストレートから連打でレフェリーストップに持ち込んだ。「左ストレートに手応えがあった。今回は何としても勝ちたかったので必死に練習してきた。新人王戦で内藤選手と当たったら次は勝ちたい」とデビュー戦でカシアス内藤の次男、内藤未来(24=E&Jカシアス)と対戦し判定負けした佐々木はリベンジを誓った。
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