パッキャオ 7月に露で試合?

　6階級制覇の実績を持つWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(38=比)は4月23日に2位のジェフ・ホーン(28=豪)との初防衛戦を予定している(場所は未定)が、その先の7月にはロシアでV2戦を行う計画が持ち上がっている。トップランク社のボブ・アラム・プロモーターが一部メディアに明かしたもので、相手候補としてWBO12位のドミトリー・ミカイレンコ(30=露)の名前が挙がっている。

　パッキャオは昨年11月にジェシー・バルガス(米)に判定勝ちを収めて王座に返り咲き、4月23日に初防衛戦を予定している。アラム氏はパッキャオの近未来について「かつてのモハメド・アリ(米=元世界ヘビー級王者)のようにワールドツアーを計画している」と話しており、ホーン戦はその第一弾としてオーストラリアで計画されている。その次がロシアということになるが、もちろんこの試合プランはホーンに勝つことが大前提となる。7月のロシアでの対戦相手候補のミカイレンコはロシアのほか米国、カナダで試合経験のある30歳で、戦績は23戦22勝(10KO)1敗。ただ、フィリピンの上院議員でもあるパッキャオは多忙の身ということもあり、ロシアでの試合が実現するか疑問視する向きもある。