パッキャオの初防衛戦は4月23日

　6階級制覇の実績を持つWBO(世界ボクシング機構)ウェルター級王者マニー・パッキャオ(38=比)が4月23日、同級2位のジェフ・ホーン(28=豪)を相手に防衛戦を行うことが決まった。トップランク社のボブ・アラム・プロモーターが明かしたものだが、開催地は未定。オーストラリアのブリスベン開催が有力視されているが、そのほかにもロシア、英国、英国などが候補に挙がっているという。

　アラム・プロモーターは昨年12月に提携選手のジョセフ・パーカー(ニュージーランド/米)がWBO世界ヘビー級王座決定戦を行う際にオーストラリアに飛び、前座でKO勝ちを収めたホーンとも契約を交わした経緯がある。その後、話はとんとん拍子で進み、今週になってホーンを擁するドゥコ・イベンツとも話し合いの場を持ち今回の決定に至った。試合は5万人の収容が可能なブリスベンのサンコープ・スタジアムが最有力とみられているが、決定には至っていないという。
　パッキャオは昨年4月の試合を最後にいったんは引退したが、フィリピンの上院議員になったあと戦線復帰。11月にジェシー・バルガス(米)を下して現在の王座を獲得した。67戦59勝(38KO)6敗2分。かつてモハメド・アリ(米=元世界ヘビー級王者)が世界各地を転戦したように、パッキャオも各国で戦うプランがあるとアラム・プロモーターは話している。