益田健太郎が日本タイトル返上

　12月8日の試合で日本バンタム級13位の小澤サトシ(29=真正)を2回KOで退け、2度目の防衛に成功した日本同級王者の益田健太郎(33=新日本木村)が今月10日付けで日本ボクシングコミッションにタイトルを返上。IBF世界同級12位にランクされる益田は今後、東洋太平洋を含むアジア地域タイトルをターゲットに世界へのステップアップに専念する。

　前回、15年4月のV3戦で大森将平(ウォズ)に3回TKO負けを喫し王座を失った益田は、同年9月に再起すると2ヵ月後の最強後楽園を制し挑戦権を獲得。翌年3月のチャンピオンカーニバルで田中裕士(畑中)を8回TKOで下し日本王座返り咲きに成功すると、6月にはかつて王座決定戦を争った元東洋太平洋同級王者の川口裕(グリーンツダ)を接戦の末に小差判定で破り、返り討ちをはたした。小澤戦で王者の貫録を十分に見せつけた益田は、試合後に王座返上を示唆していた。
　空位となったバンタム級王座は2月からスタートするチャンピオンカーニバルで決定戦が行われ、出場者は間もなく発表される見通しだ。