翁長吾央の再起戦を亀田興毅が観戦

　昨年8月に東洋太平洋スーパーフライ級の王座に挑戦したが、初戴冠を逃した翁長吾央(大橋)の再起戦が8日、沖縄・豊見城市民体育館で行われた。この日は、日本人初の世界3階級制覇を果たした亀田興毅氏もリングに登場し、2017年の初陣に華を添えた。1月9日に浦添市で行われる、松本哲治市長との新春スペシャル対談イベントの為に来沖。その合間に試合観戦に会場を訪れていた。

　初回にダウンを奪われたことで、本来の動きを取り戻すのに時間がかかった翁長吾央(大橋)。クリンチで攻撃を遮る試合巧者を相手に、プレスをかけた後の決定打へとつなぐことができなかった。ドローで再起初の白星はお預けとなった。

■翁長吾央(大橋)
「今回の結果は悔しいですね。まさか1Rにダウンを奪われるとは思ってもいなかった。ダウンさせられたサウスポーからスイッチして出された左フックは見えなかった。前回の敗戦から今回へのモチベーションの作り方は難しかった。コンディションはちゃんと作って臨んだが、ダウンがなければ勝てた試合だった。ダウンは効いていなかったがちょっと面食らった感じ。ポイントを獲らないといけないと思って前に出たが、ダウンを喫して少し慎重になってしまったのと、相手のクリンチに上手くやられて打ち合えなかった。確かに相手は無敗でやり辛いタイプだったが勝たないといけない。2-1でも勝てれば次に繋がるから。辞めるのは簡単だが、モチベーションを次どこに持っていくのか、(現役を)続けるかどうか、年齢もあるし…大橋秀行会長と平仲会長と話し合って決めたい。少しゆっくりします」

■亀田プロモーション
■亀田興毅社長
「うーん、相手のフィリピンの選手(ルマカド)は思ったより強かったなぁ、頑張った。翁長選手はかなりやりづらかったんじゃないかな」