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[試合後談話]2017.1.9

今年の打ち初めの沖縄に豪華な顔ぶれ

 今年の打ち初めに豪華な顔ぶれがそろった。沖縄・豊見城市営体育館で8日、WBCユース世界ライトフライ級王座決定戦が開催された。会場には、昨年の大晦日にWBO世界ライトフライ級王座奪取に成功した田中恒成(畑中)と元世界チャンピオンの下田昭文(帝拳)を相手に日本フェザー級王座の防衛に成功した林翔太(畑中)が観戦に訪れた。
ドロー
 地元の声援にも後押しされた荻堂盛太(平仲)だったが、試合巧者レフジオからペースをつかみきれずに判定ドロー。平仲ジムに初のベルトを捧げるのは、次回に託すこととなった。
荻堂盛太(平仲)
■荻堂盛太(平仲BS)
「もったいなかったです。勝てる試合だった。今回の試合で自分の気持ちを奮い立たせることが出来たのは良かったが、2Rで相手に(パンチを)効かせたことで『勝てる』と思った慢心から行けると思って入った3Rに、逆に効かされてズルズルと引いてしまった。今回はホームアドバンテージでドローになったのでまた再戦できればと思います。(初めてのメインは)自分が思っていたより挑戦者らしくいけたなと思う反面、まだまだ足りないものがある。劣勢になった7R以降は、追い上げていけると思って頑張ったが、練習はやっていたんですけどまだ足りなかった。相手の技術が上だった。ヒットアンドアウェイがとにかく巧かった。自分にはないものを持っていた」

手が届くところまで来ていたベルト、5R以降が悔やまれる!

「自分に甘えがあったと思う。今のままでは目標とする世界へは通用しないので、今後しっかりコーチの言うことを聞いてもっと練習して頑張りたい。会場の応援は背中を押してくれた。地元での開催はありがたかったし、力になった。高校から一緒に頑張って来た平仲会長には、すみませんという気持ち。今回味わった悔しさをバネに次は絶対に(タイトルを)獲りたい。僕はまだ若いので、次は必ず獲って目標の日本、東洋太平洋、そして世界へのベルトへと繋げていきたい」
ジョナサン・レフジオ(比)
■ジョナサン・レフジオ(比)
「絶対に勝っていると思ったのに、判定を聞いてがっかりした。7ラウンドを終えて、ジャッジ全員が私を支持していたのに、すごく悔しい。日本で試合をしたのは今回が初めてだったし、事前に相手の情報は全くなかった。(荻堂と)向かい合った印象は、思ったほどパンチは強くなかった。スロースターターだと思った。今の気持ちとしては、明日にでも再戦をしたいくらいだが、4日くらい休んで次の試合に備えたい」
林翔太(畑中)
■日本フェザー級王者
■林翔太(畑中)コメント
「最後のラウンドの様に前に出れたなら良かったが、中盤になかなか前に出れず、取りこぼしたポイントが残念。早めにもっと攻勢かけて出ていけたら良かったが残念です」
田中恒成(畑中)
■WBO世界ライトフライ級王者
■田中恒成(畑中)
「ちょっと荻堂選手はレフジオ選手のスピードに翻弄され、自分の距離を取れなかった。スピードとキレのいいジャブをもらい、ペースを上手くつかめなかったですね。後半はスタミナと手数を活かして盛り返したが、中盤にポイントを取れなかったのが悔やまれる。獲れる試合だったのでもったいない」

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