井上尚弥と河野公平が絶好調宣言

　12月30日(金)に東京・有明コロシアムで開催されるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の井上尚弥(23=大橋)と前WBA世界同級王者でWBO同級10位の河野公平(36=ワタナベ)の調印式が28日、都内のホテルで行われた。
　試合の模様は当日夜6時から8時54分までフジテレビ系列で全国される生中継される(延長対応あり)。当日券は昼1時から販売される。

　調印後のグローブチェックでは井上、河野ともに黒を選択。続いて両者は試合に向けてコメントした。

　決戦を明後日に控えた井上は「状態はここ最近で一番良い。試合がくるのが楽しみ。良い勝ち方をし来年に繋げたい。今回は内容にこだわりたい」と静かに闘志を燃やした。「今年は5月と9月に防衛戦をしたが内容的にはイマイチだったので自分らしい試合をして締めくくりたい」と2試合ぶりのKO勝利を目指す。

　一方、王座陥落からの再起戦で再びベルト獲得のチャンスとなった河野は「コンディションは万全。今度の試合で世界戦も10戦目なので作戦を練っている。番狂わせを起こす」と言葉に力を込めた。

　9月の試合後には米国・イングルウッドでローマン・ゴンサレス(ニカラグア)とカルロス・クアドラス(メキシコ)の試合を観戦。海外進出が期待される井上は「足元をすくわれないようにして明後日の試合に集中したい。結果的にアピールできたらと思う」とまずは4度目の防衛に専念する。