ファンとの距離を縮める試み

　大阪市内のグリーンツダジムで29日、グリーンツダのイベント「CRASH BOXINGvol10」の意気込み会見を行なった。メインイベントのWBOアジアパシフィックウェルター級王座決定戦に出場する矢田良太(27)と移籍初戦を迎える京口竜人(26)、そしてプロ2戦目を迎える現役女子高生ボクサーの小村楓香(19)がそれぞれ意気込みを語った。
　試合は4日(日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館、第二競技場)で第1試合は午後3時ゴング。

　会見の冒頭、本石昌也会長は「12月4日のグリーンツダのイベント『CRASH BOXINGvol10』に関する会見を行います。まず、WBOアジアパシフィックウェルター級王座決定戦に出場する矢田良太です。この試合には僕も特別な気持ちで臨みます、今年はグリーンツダとして3回タイトルに挑戦しましたが、全敗でした。矢田は最終兵器です。必ず勝たせます。そして9月に移籍してきました京口竜人ですが、当初はすぐに試合を組む予定もなかったのですが、彼の頑張りを見て急遽参戦することにしました。そして現役女子高生ボクサーの小村楓香はプロ2戦目、なかなか対戦相手も見つからなかったですが、一階級下げて今回はアトム級で戦います。みなさん応援よろしくお願いします」と挨拶した。

　矢田は「今回はタイトルマッチ決めてくれた会長をはじめグリーンツダのみなさんには感謝しています。今回の試合に向けてアメリカのロスアンゼルスでスパーリング合宿を行い世界の強い選手と拳を交え、自信をつけて帰ってきました。必ずタイトルマッチは1から3ラウンドの間に倒してKOで勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」と意気込みを語った。

　続いて、京口は「この度会長やグリーンツダの仲間のおかげで4日に緊急参戦させていただくことが決まりました。僕のやったことで、迷惑された方もいると思うので、しっかりボクシングして勝っていって、これからを見てもらうことで、信用を取り戻していきたいと思っています。応援よろしくお願いします」と覚悟のこもった精悍な顔つきで語った。

　最後に小村は「デビュー戦ではできなかったKOを絶対したいと思うので、応援よろしくお願いします」と念願のKOを誓った。

　会見の最後に本石会長は「今回は新しい試みとして、新たなファン層拡大のためにスポンサー様である東洋紙業株式会社様の協力を得て、今、試合をした選手の試合の写真をプロマイドやポスターにして選手が直接販売し触れ合えるようにしたいと思っています」とファンとの距離を縮める試みが発表された。