業界初、ラウンドガールドラフト会議

　大阪市内の六島ジムで15日、ラウンドガール・ドラフト会議という新しい試みが行われた。11月23日(水)、住吉スポーツセンターで開催される六島ジムと森岡ジムが共同開催する「You will be the Chanpion 6/Art of Boxing 3」に出場する六島ジムの4選手が集まった8人のラウンドガールからドラフト形式で指名される形式。交渉が成立すればその選手のラウンドガールを務めることになる。ボクシング界初の試み、果たして交渉は成立するのか、逆指名はあるのか。

　選手それぞれのアピールタイム後、ビキニ美女8名中まさかの5名から指名を受けた東洋太平洋スーパーウェルター級王者の細川は抽選の結果、友松優美さん(27)と薬師寺美菜子さん(24)がラウンドガールとして決定。細川は「正直ラウンドガール決めるより勝つことの方が大事です。ホンマにちょっと頑張らないと」と試合に向けてラウンドガールどころではないと語った。

　東洋太平洋ミドル級タイトルマッチに臨む太尊康輝(23)には友松優美さん(27)と菜畑有加里さん(33)が決定。太尊は「一緒のイベントを盛り上げて、僕のラウンドガールなってよかったと思ってもらえるように試合頑張ります」と意気込んだ。

　WBOアジアパシフィックスーパフライ級王座決定戦に臨む向井寛史(30)は夏衣優佳さん(26)と青海麗華さん(32)が決定。「せっかく選んでいただいたのでしっかりベルトを獲って良い思い出を作っていってもらいたいですね」と勝利を誓った。

　同じくWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦に出場する坂本真宏(25)は夏衣優佳さん(26)と斎藤えみりさん(30)から指名された。「選んでいただいて嬉しかってですね。ラウンドガール的には12ラウンドでたいでしょうけど、12ラウンドも戦うつもりはないですね(笑)。しっかり一緒に盛り上がれたら良いですね」と語った。

　また、この日は11日に東洋太平洋バンタム級王座を奪取したマーク・ジョン・ヤップ(27)もジムに姿を見せ、会長からファイトマネーとは別にお祝いとして現金100万円が贈られた。ヤップは「会長には本当に感謝している、大事にしたい」と満面の笑みを見せた。