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[試合後談話]2016.10.25

初回から激しいパンチの応酬が続いた

 熱戦が続いた25日の後楽園ホール。「DANGAN168Tomorrow's Champion32」のセミファイナルではフライ級8回戦、日本同級1位のユータ松尾(27=国際)と2013年全日本フライ級新人王の大保龍斗(21=横浜さくら)が対戦した。勝てば来年のチャンピオンカーニバルでのタイトル挑戦が濃厚な松尾の戦いに視線が注がれた。  
松尾が5連勝を飾った
 ゴングと同時に大保が飛び出し先制攻撃を仕掛けるが、松尾は真っ向から打ち合いに応じるとワンツーを決め先手を奪った。両者とも回転のある連打を放つが、松尾の有効打が勝りペースを掌握。しかし、大保は手数を緩めることなく右ボディから反撃しポイントを挽回した。終盤、松尾は左ボディを好打でダメージを与えるが大保も懸命にパンチを返し、激しい打ち合いは最後まで続いた。効果的にパンチを当てた松尾が判定をものにした。
もっと強くなりますと松尾
 トップコンテンダーの地位を守った松尾だが「全然ダメでした。手数でまとめたら倒せたのに力んでしまった。もっとポジションを上手く取りたかった」と笑顔は少なかった。2ラウンドに右拳を痛めたという松尾は「ブロックはしっかりできたのでそこは収穫だった。怪我を直してまた頑張りたい」と前向きにとらえた。
また頑張りたい
 最後まで旺盛な手数で会場を沸かせた大保は「右ボディに手応えを感じたが、その後のつなぎが足りなかった。最終回のボディブローが効いてしまった」と唇を噛んだ。ノーランカーながらトップランカーに善戦した大保は「良いところを伸ばしてこれからも挑戦を続けていきたい」と再出発を誓った。

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