KOダイナマイトが現役続行を宣言!

　KOダイナマイト内山高志(36=ワタナベ)が復帰を決断した!今年4月、暫定王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)にまさかの2回KO負けを喫し、11度防衛したWBA世界スーパーフェザー級スーパー王座から陥落した内山が12日に所属ジムで会見を開き、コラレスとの再戦を目標に準備を進めていると発表した。

　同席した渡辺均会長はコラレス陣営と交渉中と明かし、正式発表は来週になる見込み。試合は大晦日、前回と同じ東京・大田区総合体育館で予定している。

　復帰の決断理由を内山は、「負けた後1ヶ月半ほど悩み練習からも遠ざかったが、後輩たちの試合を見ているうちにまたやりたいという気持ちが固まった。ファンやこれまで支えてくれた人たちが再起を強く願っていてくれたことも大きい。周囲のプレッシャーがボクシングの醍醐味なんだと分かった」とし、例え今回のコラレスとの交渉が流れたとしても世界王座返り咲きを掲げ、ボクシングを続けていくと宣言。「11度防衛したWBA王座を失い、寂しいしもったいないことをしたという気持ちはあるが、過ぎたことは忘れまた試合ができる喜びをかみ締めチャレンジャーとしてやっていきたい」と再出発の心境を語った。

　また、復帰を決めてからコラレス戦の映像を見返したいう内山は、「準備ができていないなかで相手のスピードとまさかの初回攻撃にやられた。一流の選手ならそこで対応しないと。できない自分はまだまだ二流だということ。ただ単純に悔しい。次はしっかりと対策を練って臨みたい」と話し、反省を糧にリベンジをはたすと闘志を燃やした。