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[試合結果]2016.9.25

英国でライト級の世界王座統一戦

 ライト級の王者同士による頂上決戦、WBC休養王者ホルヘ・リナレス(31=帝拳)対WBA王者アンソニー・クロラ(29=英)の12回戦は24日(日本時間25日)、英国マンチェスターで行われた。ライト級王座を統一したのは――。
※リナレス対クロラは本日正午からインターナットテレビAmebaTVで放送するほか、明日26日(月)夜9時からWOWOWライブ「エキサイトマッチ}で放送される。
リナレスの右が決まる
○ホルヘ・リナレス(帝拳)
 12回判定(3対0)
×アンソニー・クロラ(英)

 左ジャブから右ストレートを狙うリナレスに対し、クロラはガードを固めた構えで前進。ともに相手にダメージを与えるようなパンチは少ないものの手数、ヒット数でリナレスが前半をリードしたかに見えたが、実際のスコアカードでは5回までジャッジ二者が49対46、48対47でクロラ有利、もうひとりが49対46でリナレス有利という振り分けになっていた。6回、リナレスが右ストレートをクリーンヒットしてWBA王者をぐらつかせ、大きなポイントをゲット。しかし、これで危機感を抱いたのか7回、クロラが攻勢を強めるとリナレスの足が止まり、ロープを背に守勢に追い込まれる。続く8回、9回もリナレスは手数が減り、守りに費やす時間が長くなった。
リナレスが激戦を制し判定勝ち
勝負の行方が混沌とするなか、抜け出したのはリナレスだった。10回、再び足をつかいながら鋭い左ジャブを突き刺して攻勢を印象づけ、11回、12回も回転の速いコンビネーションでポイントを連取した。結局、この最後の3ポイントがものをいい115対114、117対111、115対113のスコアでリナレスが勝利を得た。
3本のベルトを手にした
WBCのダイヤモンド・ベルトに加えWBA王座、さらにリング誌のベルトも手に入れたリナレスは44戦41勝(27KO)3敗。今後はWBO王者のテリー・フラナガン(英)との統一戦や、右拳の負傷で戦線離脱している間にWBC王者になったデヤン・ズラティカニン(モンテネグロ)らとの対戦が期待される。WBA王座の2度目の防衛に失敗したクロラは39戦31勝(13KO)5敗3分。

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