ビッグマッチをアピールすると井上尚弥

　明日4日、神奈川・スカイアリーナ座間で開催されるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の井上尚弥(23=大橋)対同級1位ペッチバンボーン・コーキャットジム(31=タイ)の前日計量が都内のホテルで行われ、両者ともリミットの52.1kgで一発パスした。
　試合の模様は当日夜7時からフジテレビ系列で全国放送。また、当日券は午後2時から会場で発売される。

　計量後、足早に会場を後にした井上だが、大橋秀行会長とともにコメントを残した。「コンディションは良い。力とテクニックで圧倒し、(来るべき)ビッグマッチをアピールしたい」(井上)。「しっかり練習してきているし本人が言っているように流れの中で倒すのではないか。1ラウンドはテクニックを見せると思う」(大橋会長)。

　一方、今回が世界初挑戦となるペッチバンボーンだが、「完璧に準備をしてきた。良い感じに仕上がっている」と語り、不安や緊張といった様子はなし。続けて「井上は私の左フックを警戒しているようだが、私の武器はそれだけではない。どんな試合をするかは明日のリングを楽しみにしてほしい」と自信に溢ちた表情で気を吐いた。

■計量結果
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ
王者・井上尚弥(大橋)
体重:52.1kg
体温:37.1℃
脈拍:70/min
血圧:135/82mm/Hg

挑戦者ペッチバンボーン・コーキャットジム(タイ)
体重:52.1kg
体温:37.1℃
脈拍:85/min
血圧:134/75mm/Hg