東西日本人倒し屋対決8/31の世界戦

　8月31日(水)、東京・大田区体育館で開催されるWBA世界ライトフライ級タイトルマッチに出場する王者田口良一(30=ワタナベ)が後楽園ホール展示場、挑戦者の宮崎亮(27=井岡)が多根総合病院でそれぞれ予備検診が行われた。両者は明後日の決戦に向けて静かに闘志を燃やした。
ダブル世界戦は当日、午後9時00分からテレビ東京で放送予定。

　コンディションはこれまでの世界戦では割と良いという田口は「スピードは向こうの方が上だと思うが、体格で当たり負けしない。精神力とスタミナはこっちが上。中盤から押し勝てる展開を作りたい」と打撃戦はのぞむところとコメントした。

　宮崎が勝って仮面ライダーのようなヒーローになりたいと口にしたことを聞いた田口は「僕はドラゴンボールの孫悟空のように戦う。軽量級の試合だが一発で倒したい。自信は100%」と4度目の防衛戦に心身ともに万全であることをアピールした。

　一方、大阪で検診した宮崎は「会長と作ってきたプラン通りにやって必ずベルトを持って帰ってきます。身長が1�p伸びていたのは正直嬉しいですね。相手の数字をみてもなんとも思わない。リングでしっかり殴り合うだけなんで、楽しみで仕方ないです。あと、2日緊張感持ってやるだけです。ベストな状態でリングに上がれようあと少し頑張ります」と意気込みを語った。

　宮崎の体調の良さに目を細めた井岡一法会長は「状態はもう100%の仕上がりになってるから全然問題ないな。今日で200gオーバーやから体重も問題ない。数字的なものも、全く問題ないな、予定どおりやな。チャンピオンは168�pあるから、宮崎はしっかりダッキング、スウェーをしっかり練習してるし問題ない。予定を変えたんは明日の台風があるから今晩に東京に入ることにしたくらいやね」と決戦地に乗り込む。