アンダーカードは小関桃

　明日13日に埼玉県・草加市文化会館で開催される「熱闘女子BOXING」のアンダーカードは期待の女子選手が登場。第6試合に出場するライトフライ級8回戦、WBC女子世界アトム級王者の小関桃(34=青木)とプロナイパー・サックルンルアン(24=タイ)の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。

　2階級上げてのノンタイトル戦となる小関は服を着たままで計量に臨み、1.1kgアンダーの47.8kgでパス。足早に会場を後にした小関の代わりに担当する有吉将之会長は「相手は以前、ライトフライ級で世界戦をした選手なので油断はしていない。一気に2階級上げたが、この階級でどれだけ動けるのかチェックしたい」と明日の試合で今後の動向を見極めるとした。相手のプロイナパーは600gアンダーの48.3kgで一発クリアした。

　第5試合アトム級8回戦に出場するWBC女子世界アトム級13位の日向野知恵(32=スパイダー根本)は400gアンダーの45.8kgでクリア。「減量は思っていたより大変だった。残り1kgが思っていた以上にきつかった」と体重調整に苦労した様子をみせたが「トレーナーに言われたことを守り、動きを止めないでガッツのある試合をみせたい」と意気込みを口にした。拳を交えるパニター・サックヨーティン(18=タイ) は800gアンダーの45.4kgで秤を降りた。

　第4試合スーパーバンタム級6回戦に登場するOPBF同級1位の後藤あゆみ(28=ワタナベ)は300gアンダーの55.0kg、対戦するクワーンガン ・シットクルージアップ(18=タイ)は1.4kgアンダーの53.9kgでともにクリア。「明日は観に来てくれた人がまた会場に来たくなるような試合をみせたい」と笑顔で会場を後にした。明日は約100人の応援団が来るという後藤は4勝目を目指す。