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[リオ五輪企画]2016.7.29

2つのボクシングが連携する

 プロボクサーの出場が解禁となるリオ五輪の開幕が8月6日に迫る中、別の道を極めようとする2人のボクサーが、同郷の熊本が縁でスパーリングを行った。プロ日本ランキングの常連である山元浩嗣(ワタナベ)とリオ五輪ボクシング日本代表の成松大介(自衛隊体育学校)が26日、都内のワタナベジムで拳を交えた。「曲者」、「試合巧者」とよばれる山元は、ブラジルに飛び立つ成松の強みをどこにあると感じたのか。
出稽古に姿を見せた成松
 今月31日に日本を発つまで東京・北区のナショナルトレーニングセンターで同じボクシング代表の森坂嵐(東京農業大学)らと合宿を行っている成松。「今回からプロボクサーがオリンピックに出てくることとは関係なく、色々なタイプと実戦練習を行いたい」との希望もあって、この日は東京・五反田のワタナベジムを訪れた。なお、成松の出場するライト級では先日までプロの世界王座に就いていたアムナット・ルエンロエン(タイ=前IBF世界ライトフライ級王者)も予選を通過している。
積極的に相手の土俵で戦う山元
 一方で、怖いもの知らずの敵地マッチを繰り返しながら試合巧者ぶりを強めてきた山元。現在も世界的な大物選手と戦うプランが浮上しており、こちらも「日頃とは違う強さを身体で覚えることで、アウェイの大劣勢でも一瞬のチャンスをつかむ力を宿らせておきたい」と狙いを語った。
成松の帰省直後に実家は震災
 両者は共に熊本出身で、成松が東京農業大学時代からスパーリングを行ったことはあった。プロボクシングと五輪ボクシング。山元は成松について「似て非なる競技性でウチのジムの内山高志さん(前WBA世界スーパーフェザー級王者)とは違う強さがある。同じ日本人ですから練習内容の違いが技術に出ているんだと感じてきました。だからこそ交われば学べるものもあるんです」と切磋琢磨の重要性を口にした。この日は3分3ラウンドの14オンス。五輪本戦が近いため、「成松のため」ともいえる条件だったが、それを引き受けたのは山元の男気と精神的なタフネスの現れだろう。
「お互い頑張りましょう」と両者
 本来のプロボクシングのリズムよりもハイテンポに攻める山元だが、その隙間を縫って成松は力強い左ストレートを上下に打ち込んだ。スパー後の山元は「正直、倒れされるかと思った(笑)。ボディブローで効いたのは本当に久しぶり。以前の成松選手は力をセーブしてクリーンヒットを稼ぐ印象でしたけど、今回はしっかりと腹に押し込んできた」と話し、成松は「今の段階で自分がどれだけのことができるのか試せました。ラウンドを増やせば増やすほど山元さんの強さが発揮されるんだと思いますけど、今日はこちらの練習相手に付き合ってくださったことに感謝したいです」と頭を下げた。
山元の逆境魂にも注目
 成松はこれから広島に向かって壮行会に出席し、インターハイ会場にも顔を出す。リオ五輪の開会式までいよいよ1週間。今回もボクシングに大興奮できることを期待したい。

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