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[前日計量]2016.7.14

熱き戦いの予感

 明日15日(金)に後楽園ホールで開催される「DANGAN163」のメインイベント、日本フライ級タイトルマッチ、王者の粉川拓也(31=宮田)と同級7位大嶽正史(37=石橋)の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。計量を終えた両者は明日の決戦に向け静かに闘志を燃やした。

★ライブ配信Boxing Raise
明日は自分のボクシングをする
 これが3度目の防衛戦となる粉川はリミットちょうどの50.8kgで一発パス。今回の試合に備え、約200ラウンドに及ぶスパーリングを行ったという粉川は「相手は死ぬ気でくると思うので簡単には倒せるとは思っていない。前半からパンチをもらわず手数で圧倒したい。レベルの高い試合をしたい」と意気込みを口にした。スパーリングパートナーとしてともに腕を磨いた比嘉大吾(20=白井・具志堅)が劇的なKO勝利でOPBF東洋太平洋同級王者になったことについて「勝つとは思っていたが、あんなに早く倒すとは思わなかった。うれしい反面、自分もやらなければという想いが強くなった」と王者らしく貫禄のある勝利で世界をアピールする。
何度も感謝を口にした
 37歳で初のタイトルマッチとなる大嶽もリミットちょうどの50.8Kgでクリア。「今のところ特別な感じがなくリラックスしている。チャンスをくれたチャンピオンに感謝している」と王者に敬意を払った大嶽。360人の応援団を背に戦う大嶽は「ここまでくることができたのは自分だけの力ではない。明日は感謝の気持ちを拳に乗せてぶっ倒します」と約43年ぶりに石橋ジムにベルトを持ち帰ると宣言した。
 なお、明日の「DANGAN163」は第1試合からメインイベントまで会員制動画配信サービス「BoxingRaise(ボクシングレイズ)」(月額980円/クレジット決済)でライブ配信を予定している。

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