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[試合後談話]2016.6.28

大嶋剣心のデビュー戦

 28日の後楽園ホールで開催された「DANGAN162」のメインイベントはB級トーナメント準決勝、バンタム級5回戦、大嶋剣心(20=帝拳)と水谷直人(27=KG大和)が激突。アマチュアキャリアのある両者の対戦は衝撃の結末となった。
初陣を飾った大嶋
 試合はサウスポー水谷の左ストレートがヒットする形でスタート。大嶋はプレスをかけるが距離が噛み合わずバッティングに悩まされた。しかし、距離が縮まったところで大嶋の右ショートが炸裂すると水谷は崩れ落ちるようにダウン。立ち上がるも足元がふらついたのを見てレフェリーがすぐにストップした。大嶋が初回、ワンパンチKOでデビュー戦を白星で飾った。
右は手応えがあった
 見事なノックアウト勝ちを収めた大嶋は「接近戦になると思っていたので右は狙っていた。先輩とたくさんスパーさせてもらったのでサウスポー対策はバッチリでした」と安堵の表情。アマ40戦27勝13敗、弘前工業高校卒業後は自衛隊に入隊した大嶋だが、プロになる夢を諦めきれず今年の1月に帝拳ジムに入門、この日を迎えた。「まずは次の試合にしっかり勝つこと。目の前の試合を勝っていき最後は世界王者になりたい」と上京してまだ5ヶ月の大嶋は目を輝かせた。
 9月27日(火)に行われる決勝戦では同じ青森県出身の小山内幹(23=ワタナベ)と対戦が決定。高校は違うものの、学年では小山内が2つ上となるが、大嶋は貪欲に勝ちを狙いにいく。

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