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[試合後談話]2016.6.20

3度目のランカー挑戦は!?

 20日、後楽園ホールで行われた「角海老ボクシング」のセミファイナルでは、日本フライ級2位の阪下優友(25=角海老宝石)に11戦8勝(1KO)3敗の藤北誠也(27=三迫)が挑戦。3戦連続でランカー戦のチャンスを得た藤北と、14年10月以来2度目の日本タイトル挑戦を目指す阪下の一戦は、序盤に阪下がヒッティングで負傷し波乱の展開となった。
阪下も懸命に追い上げたが
 立ち上がり、ジャブの刺し合いから阪下が右に上手く繋げ先制したが、藤北も腰をしっかりと落としてはジャブをかいくぐり、右ストレートボディから左フックをヒット。2ラウンドには右ストレートをクリーンヒットさせ、阪下の左目尻を切り裂いた。以降も藤北はポジションを変えては細かくパンチを繰り出し勢いづくが、阪下も上下にパンチを散らすなど回転を上げ対抗。3、4ラウンドには連打で藤北を押し返しランカーの意地を見せたが、出血が多く度々視界が遮られてしまった。やりにくそうな仕草を見せる阪下はこれでリズムを崩してしまい失速。するとこれ以上の続行を危険と判断したレフェリーが6ラウンド途中で試合をストップした。
藤北が殊勲の勝利!
 3度目の正直でランカーを撃破。日本ランク入りの確実なものとした藤北は、「何度もボクシングを辞めようと思ったが、これで胸を張れる」と殊勲の勝利に満面の笑顔を見せた。これまではどちらかと言うと足を使うスタイルを得意としていたが、2度の敗戦でボクシングを改めて見直しインファイトを習得。「やるだけやったので落ち着いてリングに上がれ、良いパフォーマンスが出せた。まだ課題は多いが、今はボクシングが楽しい。これからももっと楽しくなるように励みたい」と更なる飛躍を誓った。
ボクシングが楽しいと藤北

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