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[試合後会見]2016.5.7

三浦隆司の再起戦

 7日の「第549回ダイナミックグローブ」のメインイベントは前WBC世界スーパーフェザー級王者で現在、同級1位三浦隆司(31=帝拳)が4年11ヶ月ぶりに後楽園ホールのリングに登場。133lb(60.3kg)契約10回戦でフィリピン・スーパーライト級8位ジミー・ボルボン(23=フィリピン)と対戦した。約半年ぶりの再起戦となる三浦がどのような戦いをみせたのか――。
ボンバーレフトは健在
 初回、サウスポー三浦は右を伸ばしながら距離を縮めるとボルボンは早くも後退。好機を伺っていた三浦はラスト30秒を切ったところで強烈な左ストレートを顎に打ち抜くとボルボンは吹っ飛ぶようにダウン。レフェリーがカウントを進めるが立ち上がることができなかった。三浦が格の違いを見せつけるKO勝ちで再起戦を飾った。
前回の反省点は修正できた
 試合後、多くの報道陣に囲まれての会見となった三浦は「最初は硬かったが体はすぐにほぐれた。ダウンを奪った左は抜けた感じ」と冷静に試合を振り返った。前戦、倒そうと気合いが入り過ぎてしまったという三浦は「今回はディフェンス面と体の振り、冷静に戦うことをテーマに試合に臨んだ。ある程度できたのではないか」と3分弱の戦いの中でしっかりと手応えを掴んでいた。
 ベルトを奪われた現王者のフランシスコ・バルガス(31=メキシコ)にリベンジしたい想いがあるという三浦は「バルガスと試合ができたら最高だが、タイミングもあるので自分は準備してチャンスがくるのを待つだけ」と改めてベルト奪還を宣言。久しぶりの後楽園ホールでの試合となったが「日本の聖地だし、家族やお客さんもたくさん観に来てくれるのでうれしい。ここからまた再出発する」と笑顔をみせた。

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