10度防衛と初防衛に臨む!

　京都市内の島津アリーナ(京都府立体育館)で明日、10度目の世界防衛戦に臨む、WBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)と対戦相手で、これまで2度来日して、河野公平(ワタナベ)と亀田大毅氏と対戦して2勝を挙げている同級3位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)が前日計量を行った。
　この日は世界初防衛戦に挑むWBC世界ライトフライ級王者の木村悠(32=帝拳)と対戦相手のガニガン・ロペス(メキシコ)も揃って前日計量会場に姿をみせた。

　山中は計量を53.4kgに100gアンダーでパス。「計量が終わってテンションが上がった。油断せずしっかりした内容で戦います。節目の10回目の防衛なので出来たらKOで決めたい、全力で戦います」とKO宣言し100%みかんジュースを美味しそうに飲み干した。
　一方、3年前に亀田大毅戦で計量失格を経験しているソリスは53.3kgの200gアンダーで計量をパスすると「計量の心配はしていなかった。明日は戦争のような試合になるだろう。必ずベルトを持ち帰りたい」と余裕の計量パスに笑顔で帰路に着いた。
◾計量結果
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者:山中慎介(帝拳)
体重:53.4kg
体温:35.3℃
脈拍:65/min
血圧:139/90 mm/Hg

挑戦者:リボリオ・ソリス(ベネズエラ)
体重:53.3kg
体温:36.1℃
脈拍:40/min
血圧:146/67mm/Hg

　WBC世界ライトフライ級王者の木村は48.7kgの200gアンダーでパス。「ホッとしています。自分に勝たないと明日のリングには立てたいので。納期に間に合ったので明日はしっかり商談をまとめたいと思います」と商社マンらしいコメント。
　挑戦者のロペスは48.5kgの400gアンダーでパスすると「体調はOK、明日は頑張ります」と短いコメントを残し会場を後にした。
◾計量結果
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
王者:木村悠(帝拳)
体重:48.5kg
体温:36.5℃
脈拍:60/min
血圧:113/89 mm/Hg

挑戦者: ガニガン・ロペス(メキシコ)
体重:48.5kg
体温:35.9℃
脈拍:51/min
血圧:120/76 mm/Hg