前から意識していた

　22日、後楽園ホールで行われる「DANGAN154」のセミファイナル、Sフェザー級8回戦、日本同級11位・三瓶数馬(21=協栄)対2014年度全日本新人王の粕谷雄一郎(19=石川ジム立川)の前日計量が都内のJBC事務局で行われた。両者とも過去に全日本新人王のタイトルを獲得し、以前から意識していたという。明日の決戦に向けて意気込みを語った。

　リミットちょうどの58.9kgで一発クリアした三瓶は「粕谷選手は名前のある選手で前から気になっていた。ここ最近の試合を観ても成長を感じる。明日の試合は噛み合うと思う」と年齢が近い粕谷をライバル視。ランキングに返り咲き、強豪との対戦になるが「勝てると思っているので問題ない。明日が楽しみ」と目を輝かせた。

　無敗をキープしながらも押し出される形でランク外になってしまい、返り咲きを目指す粕谷もリミットちょうどの58.9kgでパス。「(三瓶選手は)デビューする前からずっと観ていた選手で以前から試合をしたかったのでワクワクしている。早く試合が試合がしたい」とこちらも試合が待ちきれない様子。「向こうがどう出てくるかわからないが、自分の得意な距離で打ち合う。逃げたら捕まえるだけ」と熱い試合になることを約束した。

　ここ最近、注目のアンダーカードが期待以上の熱戦を繰り広げ、観客を熱狂させている後楽園ホールのリング。明日もSフェザー級のライバル対決が会場を熱くさせてくれるに違いないだろう。