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[公開練習]2015.12.28

サウスポーで戦う

 IBF世界ミニマム級王者の高山勝成(32=仲里)に挑戦する同級7位のホセ・アルグメド(メキシコ)が28日、大阪市内の仲里ジムで練習を公開した。メキシコの田舎町からはるばるベルトを奪いにきた朴訥な青年は両利き「今回の試合は左でやる」と陽動作戦とも取れるコメント。
サウスポーで戦う
 練習前に会見に臨んだアルグメドは「試合が決まって3ヶ月間メキシコできっちり仕上げてきた。あとは体重調整だけ、1kgなので何も問題はない。自信はある。タカヤマはスピードもあるし連打を打てる、4団体のベルトを獲った名チャンピオンだとリスペクトしている。でも、僕はベルトを獲りにきた。この3ヶ月間それだけを考えて練習してきたので当日は楽しみにしていてほしい」と意気込みを語った。練習を開始したアルグメドはサウスポースタイルでシャドーを始め「僕は両利きだ。今回の戦いは左で戦う」とオーソドックスから時折スイッチする事前の情報と異なりサウスポースタイルでの対戦を明かした。
ロレンソ・ム・ベルムデス(40)
 アルグメドと師弟関係を7年続けているロレンソ・ム・ベルムデストレーナーは「100%の自信があるね。タカヤマはすごい王者だと思うが、タカヤマ対策として今回はサウスポーで臨むことを考えている。過去に数試合サウスポーで戦っているし、タカヤマには有効だと思う、私が考えた。試合の展開によってはオーソドックスに変えるかもしれないがアルグメドの判断に任せるつもりだ。まあ、面白い試合になるよ」と不敵な笑みを浮かべた。
サウスポースタイルを披露
 アルグメドはあと1kgの体重調整が残るのみだということでシャドー、バック打ちを30分ほど披露すると早々とジムをあとにした。
筋骨隆々
 アルグメドは過去にバンタム級で2戦、スーパーフライ級、フライ級、ライトフライ級と戦った経験があり体重を変幻自在に操れることを語り「バンタム級は2度としない、パンチは強すぎる。ミニマム級が自分には1番ベスト」と階級を下げて戦うことにも不安はないようだ。

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