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[公開練習]2015.11.24

ゲバラ「KO? もちろん」

 4日後に木村悠(32=帝拳)の挑戦を受けるWBC世界ライトフライ級王者ペドロ・ゲバラ(26=メキシコ)が24日午後、都内でメディアに練習を公開した。「左フックのレバーブローには自信がある」というゲバラは、KOできそうかという問いに「KO? もちろん」と答えた。ゲバラ対木村は28日、カルロス・クアドラス(27=メキシコ)対江藤光喜(27=白井・具志堅)のWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチとともに宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台で行われる。
※クアドラス対江藤、ゲバラ対木村のダブル世界戦は28日(土)午後5時15分から7時45分までWOWOWプライムで生中継の予定。
ご機嫌なゲバラ
 公開練習を前にしてマルコス&ラダメスのエルナンデス・トレーナー親子とともに会見に臨んだゲバラは、終始機嫌は良さそうだった。「オトミ(メキシコの高地)でしっかりとレーニングしてきたのでコンディションは最高」と彫りの深い濃い端正な顔を綻ばせた。71歳と40歳のエルナンデス父子トレーナーも「リラックスと緊張感のあるトレーニングができた。どんなタイプにも対応できるようにやってきた」と自信を口にした。ゲバラは木村の印象について問われると「クレバーでスピードがある」と分析。そのうえで「左のボディブローは得意なパンチのひとつ。どこに入るかな。でも、それだけではない」と、総合的な戦力が高いことをアピールした。9月に弁護士資格を取得したばかりだが、「トータルで8年かかったが、いずれは役に立つと思う」と話すに留めた。いまはボクシングに集中しているようだ。
得意の左フック
 すでに4週間におよぶオトミでの集中トレーニングで世界上位ランカーのラウル・フアレス(メキシコ)らを相手に100ラウンド前後のスパーリングをこなしてきたこともあり、この日はシャドーボクシングを3ラウンド、ミット打ちを3ラウンド、サンドバッグ打ちを3ラウンドと比較的軽めの調整だった。それでもミット打ちでは立ち位置を変えながら打ち込むワンツーや角度のある左アッパー、左フックなどはシャープで、「昨年12月の八重樫東(大橋)戦での7回KO勝ちがフロックではないことを証明したい」というゲバラの意気込みを十分に感じさせるものだった。
KO? もちろん
 木村と約6年前からコンビを組んでいる小山和博トレーナーは、「簡単な試合にはならないだろうが、早い段階でパンチをもらわずに出入りできれば」と、王者の練習をチェックしたうえで十分に勝機ありといった様子だった。

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