沼田氏がセコンドデビュー

　昨年8月のOPBF東洋太平洋Sウェルター級王座決定戦を制しながら、この試合を最後に引退した元日本ウェルター級、OPBF・Sウェルター級王者の沼田康司氏(31=トクホン真闘)が、16日の後楽園ホールでセコンドデビューをはたした。

　沼田氏は引退後、生業のかたわらフィットネスジムでボクシングを教えていたが、一力ジム小林一会長に誘われトレーナーに転身。先月末にセコンドライセンスを取得しこの日、IBF世界Sライト級12位の近藤明広(30)のセコンドに立った。ジムでは元日本ライト級王者の近藤のほか子供たちも指導するという沼田氏は、「当面は近藤を王座に返り咲かせるために支えていきたい」と話した。