山口&林田、引退式!!

　一時代を築いた第23代東洋太平洋ライトフライ級王者・林田龍生と、第24代東洋太平洋ライトフライ級王者・山口真吾の引退式が26日、後楽園ホールで行われた。引退式の前、両者には2分1ラウンドのスパーリングが用意され、拳を交えた林田と山口は、最後となるリングの感触を噛み締めていた。

　引退式では、日本プロボクシング協会・大橋秀行協会長が両雄のこれまでの激戦をねぎらい、日本王座の盾を授与。最後にマイクを託された林田と山口が、ファンに向け、引退の挨拶を述べた。

　林田は「聖地・後楽園ホールで引退式をやってもらい光栄です。これまで応援してくれた皆様、ありがとうございます。僕は引退して5年経ってますが、温かく迎えてくれて嬉しいです。ありがとうございました!」と語り、リング上で華麗なバック転を決めるとファンに喝采を浴びていた。

　山口は「引退式を用意して下さった皆様に心より感謝します。自分のボクシング人生を振り返った時、僕は本当に良かったと思っています。ボクシングを始めて根性、努力、勇気を学びました。最後にこれからも渡嘉敷ジムを宜しくお願いします!」と、愛する渡嘉敷ジムの応援をファンに託した。

　幾多の激戦を繰り広げ、多くのボクシングファンを魅了した林田龍生と山口真吾は2010年7月26日、10カウントゴングで現役生活に別れを告げた。

■第23代東洋太平洋ライトフライ級王者・林田龍生(渡嘉敷) 生涯戦績:24戦17勝(8KO)6敗1分
■第24代東洋太平洋ライトフライ級王者・山口真吾(渡嘉敷) 生涯戦績:33戦24勝(10KO)7敗2分