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[試合後会見]2015.11.9

スピードvsパワーの行方は

 日本&OPBF東洋太平洋ミドル級2冠王者の柴田明雄(33=ワタナベ)が関西のホープ、OPBF同級1位・日本5位の前原太尊・康輝(22=六島)を迎え、日本王座4度目、OPBF王座5度目の防衛戦に臨んだ。
 引き立て役で終わった村田諒太(帝拳)のデビュー戦から2年。一時は現役続行を悩んだ柴田は、あれから常に背水の陣でリングに上がり続け、階級を上げたミドル級での強さを確実に手にした。
 一方、サウスポーの前川は、183cmの柴田を上回る190cmの長身から繰り出す強打を武器に13年全日本ミドル級新人王を制し、今年4月には柴田の同門で元日本同級王者の佐々木左之介(ワタナベ)を7回TKOで仕留め、8月の前戦とあわせ7連続KO勝ちで今回のチャンスに弾みをつけた。
3R、前原が尻餅ダウン
 ベテランとホープの注目対決は、右を突きながらじりじりと圧力をかける長身のサウスポーに対し、柴田が抜群のフットワークで対応。ジャブ、ワンツーで先に仕掛け、早くも距離を掴みかける。前原は左ストレートを狙いすぎてか動きが硬く、3回に距離が近くなったところで短い右をダブルで突かれ思わず尻を付いてしまった。
ストップの瞬間
 序盤で距離を掴んだ柴田は、4回までの途中採点を3者とも40-35のリードで折り返すと、5回からはあえて距離を縮め倒しにかかった。この回は前原の接近戦に付き合いすぎて左右のショートパンチを浴びたが、6回に入ると対前原用に磨いた左フックでチャンスを掴み、この試合で初めてパンチをまとめロープダウンを奪った。ここは切り抜けた前原だが、続く7回も柴田の右の長距離砲で弾かれると、一気に追い込まれ、最後は右を痛打されたところでタイミングよくレフェリーストップ。スピードで試合をコントロールした柴田が、最後は力ずくで挑戦者を退けた。
まるで少年のように
 タイトル初挑戦が失敗に終わりショックを隠し切れない前原は「情けない」と不甲斐なさを悔やんだ。「柴田さんはパンチは感じなかったが、チャンピオンとしての戦いにやられてしまった。完敗です」と潔く負けを認めた。5回にボディへパンチを集め反撃したが「捉えた感じはしなかった。経験不足。攻撃が単調になってしまった」と反省の言葉が続いた。今後については、「このままではダメだと思う。練習環境から一から変えないといけない」と言葉をつまらせた2013年全日本新人王MVPだが、枝川孝会長から労いの言葉をかけられると安堵の表情を浮かべた。タイトル初挑戦は失敗に終わったが、はやる気持ちを抑えて一歩ずつ着実に頂点を目指す若武者の成長を見守りたい。
なおも成長を続ける33歳
 一方、長身のサウスポーにもしっかりと対応し、会心の勝利で防衛をはたした柴田だが、会見では「もっと早く仕掛けられたら良かったが、初回は打ち終わりを狙われ距離を感じた」と反省の言葉が先に飛び出した。さらに6回のラッシュも「(映像で)見返すのが恥ずかしい大振り」と振り返り、満足はしていない様子だった。それでも勢いのある選手を迎え、「ここ最近では一番気合いが入った。それだけに倒すことへの思いが強かった」と明かし、結果が出たことに喜んだ。
内山とツーショット
 今月19日で34歳の誕生日を迎える柴田は、今後について「夢は持っている。行けるところまで」と話し、ワタナベジム2人の先輩世界王者に近づきたいと願った。
 その先輩王者のひとりで、大晦日に11度目の防衛戦が決定したWBA世界Sフェザー級スーパー王者の内山高志(10日で36歳)は後輩の応援に駆け付け、「倒したいという気持ちが出ていた。良い試合だった」と柴田を労い、二人で写真に収まった。

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