粕谷「明日は進化を見せる」

　明日9日、後楽園ホールで開催される「DANGAN145」のセミファイナルには、昨年度の全日本Sフェザー級新人王で敢闘賞を受賞した日本Sフェザー級15位、粕谷雄一郎(19=石川)が出場。18戦目の太田啓介(31=レパード玉熊)と契約ウェイトで対戦する。

　ここまで7戦全勝と勢いのある粕谷だが、デビュー戦以降はKO勝ちがなく、これがコンプレックスになっていたともらした。「倒せはするけれど詰めが甘かった。前回6月の試合からボクシングを見直し、基礎の底上げから打ち方まですべてやった」と話し、明日は進化した自分を見てほしいと気を吐いた。

　また、前座では女子2試合が組まれ、公認会計士の才女、高木千愛(22=ワタナベ)が3戦目での初勝利を目指し、バスケットボールでインターハイ出場経験のある後藤あゆみ(27=ワタナベ)がデビューする。後藤はそのルックスと174cmの長身を生かしモデルとしても活躍し、11年度の「ミス府中」にもなった。「右は違和感があったが、左に変えたらスムーズに打てるようになった」とするサウスポーで、抜群の運動神経と長いリーチから繰り出される左ストレートは威力がありそうだ。