チャベスJr.が41連勝

　かつてのカリスマ・ボクサー、フリオ・セサール・チャベスの長男フリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)が6月26日、米国テキサス州サンアントニオのアラモドームでWBC世界ミドル級7位のジョン・ダディ(アイルランド)に12回判定勝ち、世界タイトル挑戦に大きく前進した。

　序盤からダディを圧倒したチャベス・ジュニアはダウンこそ奪えなかったが、3人のジャッジが120対108、117対111、116対112とつけるほどの圧勝だった。

　WBC世界スーパーウェルター級1位にランクされるチャベス・ジュニアの今後に関して、トップランク社のボブ・アラム氏は「スーパーウェルター級のWBA王者ミゲール・コット(プエルトリコ)に挑戦させたい」と話している。

　また、チャベス・ジュニア対ダディのアンダーカードでは、元3階級制覇王者マルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)がアディルトン・デ・ヘスス(ブラジル)に100対90、98対92、99対91の大差10回判定勝ちを収めている。バレラは昨年3月、アミール・カーン(英=現WBA世界スーパーライト級王者)に敗れて以来15ヵ月ぶりの再起を飾った。