タイトル前哨戦

　8月2日の大阪府立体育会館第二競技場では2部興行が予定されている。1部興行は六島ジム主催のイベント「You will be the champion4」。メインにはタイトル前哨戦に挑む日本ミドル級7位、東洋太平洋同級1位の前原 太尊・康輝(22)が登場する。さらに、セミファイナルにはIBF世界スーパーウェルター級9位で日本同級1位の細川貴之(30)が同級韓国王者の梁正勲(30)を相手に進退伺いのリングに上がる。重量級の風雲児2人が1日、大阪市内のJBC関西事務局で前日計量に臨んだ。

　明日のメインを務める前原は計量後「あとはやるだけですね。しっかり当たり前のように勝って、タイトルマッチをしても文句がないような内容で勝ちにいきます」と意気込んだ。
　一方、対戦のクンサックイークオーは「タイソンは背が高いね、でも大丈夫。ベストを尽くします」と笑顔で計量会場を後にした。
◽️計量結果
前原 太尊・康輝(22=六島)
体重:74.5kg(リミット)
クンサックイークオー・ブーンチャイ(タイ)
体重:74.5kg(リミット)

　先月、自身のブログでスランプを嘆いていた細川は「過去に経験したことの無いようなスランプでしたけど、調整の最後らへんは元に戻りました。負けたら引退なので、次のタイトル戦につながるような戦いをして勝ちます」と逆境からの勝利を誓った。
　対戦相手の梁は「頑張って勝つだけ、明日は応援お願いします」と言葉少なに会場を後にした。
◽️計量結果
細川貴之(30=六島)
体重:68.5kg(リミット)
梁正勲(30=韓国)
体重:68.2kg(300gアンダー)

　枝川会長は「細川については負けたら引退やからな、本人もこれからのことを考えておいてもらわなあかんな。タイソンは次の11月のタイトル戦に向けて課題をクリアしてきてるから、明日もしっかりした内容で勝って次につなげてもらいたいな」と2人の愛弟子に檄を飛ばした。