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[試合後会見]2015.6.7

三田から世界へ5

 7日、三田市内の郷の音ホールで開催された大成ジムのイベントは2月に惜しまれつつ旅立ったプロボクサー服部海斗さん(享年17歳)の追悼イベントとして行われた。セミファイナルには服部さんの兄がライトフライ級4回戦を戦い、メインでは服部さんの親友でWBAアジアミニマム級王者の加納陸(17)が日本のリングに初登場した。
試合後の談笑
 セミファイナルで行われたライトフライ級4回戦で戦った服部力斗(20)は序盤から鋭い左ジャブを突くとジリジリとプレスを強め右を的確にあて、判定で勝利。
 メインではWBAアジアミニマム級王者の加納陸がスピードのあるコンビネーションをみせ3RKO勝利を収め、日本デビュー戦を飾った。
加納陸(17)
 16歳でフィリピンでデビューした加納は6戦目でWBAアジアミニマム級王者に就いた。その後今年3月に日本のプロテストに合格し、日本デビュー戦を3RKO勝利で飾った。試合後、加納は「日本で試合をするのはやっぱり良かったです。応援もたくさんいただきましたし、KOは特に狙っていなかったけど勝てて本当に良かったです」と喜びを語った。
服部力斗(20)
 熊本の本田フィットネスジムから弟が通っていた大成ジムに移籍して初戦を見事な判定勝利で飾った服部は「とりあえず勝てて素直に嬉しいです。海斗にも行ってくるわっと声をかけて行きました。一緒にプロの試合をするというのが2人の夢だったし、勝てて本当に良かったです。これから大成ジムで上を目指して海斗と一緒に頑張ります」と笑顔をみせた。
丸元大成会長
 丸元会長は「2人ともプレッシャーはあったと思うし、体もそうですけど、心もしんどかったと思う。とりあえず一言お疲れさんと言ってあげたい。陸に関しては9月頃に2戦目をやって年内には世界ランカーとやらせる予定です。力斗はこれから大成ジムに一員として高みを目指して頑張っていきます」と安堵の表情で会見を締めた。

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