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[試合後談話]2015.5.3

壮絶KOしたのはどっちだ?

 5月2日(土)、後楽園ホール「DANGAN127」のメインにラインナップされた元日本スーパーライト級王者、岩渕真也(29=草加有沢)の再起2戦目。熊本からやってきた日本ランカーの吉田龍生(31=本田フィットネス)を迎えて行われた。壮絶などつき合いを制したのは…?
最後はストップと同時にダウンを奪った
 スロースターの傾向がある岩渕だが、この日は初回から積極的に自慢の強打を叩きこみペースを掌握。吉田も意地を見せて得意の右ストレートを打ち返すが、岩渕はしっかりとガード。その後も岩渕は上下にコンビネーションを決めダメージを与えると、勝負を決めにいった6ラウンド、最後は左ストレートで痛烈なダウンを奪い、粘る吉田を振り切りKO。会場を大いに盛り上げた。
再起後は2戦連続KO!
 今回も豪快なKOで試合を終わらせた岩渕は、控室で冷静に試合を振り返った。試合の感想は「いつものように力んでしまい、KOするのに時間がかかった。(吉田は)決してやりにくくはなかった。もっと足を使ってくるかなと思ったのであの動きは想定内」と語った。
小原にリベンジを希望
 理想とするボクシングスタイルがあるが、練習の段階で激戦の疲労が蓄積し、体に負担がかかることがわかり今回は休止したとのこと。次戦以降、「理想のスタイルを追い求めながらも今の自分の武器を融合させたい」とさらなるレベルアップを目指す。今後は2度挑戦に失敗している東洋太平洋王座に狙いを定めたいと熱く語り、「相手はできたら小原佳太(三迫)にリベンジをしたいが、それが叶わなかったら王座決定戦でも現日本王者の岡田(岡田博喜 角海老宝石)でも誰でも構わない。とにかく東洋王座が欲しい」と目を輝かせた。
至福のひと時
 会見後、大の甘党である岩渕は毎試合、恒例になっているロールケーキを頬張りこの時ばかりは満面の笑みがほころんだ。

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