ファイトニュースも井上MVP

　世界的な広がりをみせるボクシング&UFCの専門サイト「Fightnews.com」が、2014年のファイター・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)に井上尚弥(21=大橋)を選出した。井上は前日、同じく専門サイト「boxingscene.com」でも最優秀選手に選ばれている。

　昨年、井上は3度の世界戦に臨み全KO勝ちを収めており、オマール・ナルバエス(亜)をはじめとして内容と結果が世界的に極めて高く評価されている。同サイトは井上に次ぐ優秀選手として年間2KO防衛のヘビー級王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)、同じく年間3勝(2KO)のライトヘビー級王者セルゲイ・コバレフ(露/米)、さらに4階級制覇を成し遂げたWBC世界ミドル級王者ミゲール・コット(プエルトリコ)、年間3勝(1KO)をマークしたWBO世界ライト級王者テレンス・クロフォード(米)、さらにはWBA世界フェザー級王者ニコラス・ウォータース(ジャマイカ)、3階級制覇を成し遂げたローマン・ゴンサレス(ニカラグア/帝拳)らをリストアップしている。こうした世界的な知名度も実績も十分のスター選手を抑えての受賞だけに、井上のMVPは価値あるものといえる。