ゲバラとの身長差は2.4cm

　ミニマム級、フライ級に続く3階級制覇がかかった31歳、八重樫東(大橋)の世界戦。30日、東京都体育館で行われるWBC世界ライトフライ級王座決定戦に出場する1位ペドロ・ゲバラ(25=メキシコ)と同級3位の八重樫が、27日に都内でホテルで予備検診に臨んだ。

　八重樫はフライ級から下げての挑戦となるが、肉体的には問題ないと話し、約10cmのリーチ差も「慣れている」と不安を拭った。初対面のゲバラに対しては「ハンサムな好青年」とし、ゲバラが弁護士資格を持つことについても「僕とは対照的ですね。ボクシングをやらなくてもいいんじゃないですか?でも、そんなキャリアを持つ選手との試合は楽しみ。判定でも明確に勝てるよう頑張ります」と意気込んだ。

　対しゲバラは、八重樫の印象を聞かれ「とても優しそうに感じた」と答えたが、続けて「でもリングでは別。激しい試合になると思う。メキシコで100%のコンディションを既に作ってきたが、試合までにそれ以上にしたい」と力強く語り、ウェイトについても「2ヶ月かけて5kgを落とした。今の時点でリミット内にいる」とした。

■予備検診結果
同級1位
ペドロ・ゲバラ(メキシコ)
身長:163.1cm
頸周:33.8cm
胸囲:90.0cm
リーチ:171.8cm
血圧:123/66mm/Hg
脈拍:45/min
体温:36.0℃

■予備検診結果
同級3位
八重樫 東(大橋)
身長:160.7cm
頸周:36.0cm
胸囲:89.0cm
リーチ:161.4cm
血圧:115/77mm/Hg
脈拍:57/min
体温:36.8℃