ビッグイベントに向け始動

　12月30日に東京体育館で開催される「2014 SUPER BOXEO」。続々と出場選手が発表される中、大橋ジムでは八重樫東(31)、井上尚弥(21)、松本亮(20)、井上拓真(19)が公開練習を行なった。

　三階級制覇が掛かったタイトル戦に、階級を下げて挑む八重樫はこの日、シャドー、サンドバック、ミット打ちを披露した。「年末、しっかり勝って今年を締めくくりたいと思います。頑張ります」と意気込みを語った。

　WBC世界ライトフライ級王座を返上し、2階級上での二階級制覇を目指す井上尚弥は、元世界王者のマルコム・ツニャカオ(真正)とスパーリングを公開した。「階級を上げたことで、さらにパワーを発揮できると思うので試合が楽しみです。必ずチャンピオンになります」と意気込みを語った。

　今年9月、元WBA世界フライ級王者のデンカオセーン・カオウィチット(タイ)を2Rでマットに沈めた松本亮。現在、対戦相手は決定していないものの、「どんな相手でも自分のボクシングを組立て、良い試合をするのが目標。来年、上手くいけば世界戦を組んでもらえるので、1戦も落とさないように勝っていきたいです」と意欲を見せた。

　今回、兄弟対決となる井上拓真はこの日、松本亮とのスパーリング、サンドバック、ミット打ちを公開。試合に向け「兄弟対決ということで向こうも気合いを入れて来ると思うので、それ以上に気合いを出して自分のボクシングをして勝ちたいですね」と意気込みを語った。