ケスラー、WBC世界Sミドル奪取

　ケスラーはこれで通算3度目の世界タイトルを奪取。フロッチは27戦目にして初黒星(26勝20KO1敗)の結果となった。

「スーパー・シックス」トーナメントは、アルツール・アブラハム(アルメニア/ ドイツ)が1KO勝ち1敗で3ポイントをゲットして依然トップを独走中。続いて、アンドレ・ウォード(米)が1勝で2ポイント、ケスラー、フロッチ、アンドレ・ディレル(米)が1判定勝ち1敗で同じく2ポイントを得て続いている。
　6月19日にウォードVSアラン・グリーン(米)戦が行われ、ステージ�Uが終了。秋にはステージ�Vが予定されている。
　激戦極める「スーパー・シックス」を制するのは…。

以下はその記録。
　ドイツのハンブルグで行われたWBO世界ライトヘビー級タイトルマッチは、王者ユルゲン・ブレーマー(ドイツ)が挑戦者マリアノ・プロティンスキー(アルゼンチン)に5回TKO勝ち。

　米国カリフォルニア州オンタリオではWBO世界スーパーウェルター級暫定王者アルフレド・アングロ(メキシコ)が、ホエル・フリオ(コロンビア)に11回KO勝ち。同じ会場で行われたヘビー級12回戦は、トーマス・アダメク(ポーランド)が、クリス・アレオーラ(米)に115対113・117対111・114対114の判定2-0で勝ちを収めた。

　メキシコのシウダド・オブレゴンで行われたバンタム級ノンタイトル10回戦では、WBO世界スーパーフライ級王者ホルヘ・アルセ(メキシコ)がセシリオ・サントス(メキシコ)に7回KO勝ち。
　年内の引退を示唆しているアルセは6月26日、米国テキサス州サンアントニオで4階級制覇をかけてWBO世界バンタム級暫定王者エリック・モレル(米)に挑戦する事が決まっている。