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[前日計量]2014.10.31

ステップアップ狙う木村&油田

 明日1日、後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」日本ライトフライ級タイトルマッチに出場する王者・木村悠(30=帝拳)と挑戦者の日本同級11位・油田京士(エディタウンゼント)の前日計量が都内で行われ、木村はリミット丁度の48.9kg、油田は100gアンダーの48.8kgで一発クリアした。
 計量後、2度目の防衛戦に臨む木村と、タイトル初挑戦の油田に意気込みを聞いた。
油田は48.8kgでクリア
 油田は今年3月、3度目となったランカー挑戦で、日本同級7位の大内淳雅(姫路木下)を6回TKOで破る殊勲をあげランク入り。7月の前戦も判定勝ちし、勢いそのままに今回のチャンスを得た。「去年の今頃はランカーになることが目標だった。大内戦の前から今までの生活を改め、ボクシングに打ち込むようになりました」と飛躍の一端を明かした。王者・木村についても「減量、コンディションともに万全です。防御に優れたチャンピオンですが、初回からガンガン攻めて崩したい。左フックには自信がある。番狂わせを狙いますよ!優しそうなチャンピオンですが、倒して勝ちます」とニヤリ。また、東京初進出ともなるが「『祭り』に参加するつもりで東京に来た。今日、初めて後楽園ホールを見てテンションも上がりました」とプレッシャーも感じさせず。
得意の左フックで倒す!
 最後にジムを牽引する油田は「ジムの期待に応えたい。後輩たちにも、こんな自分でもベルトが獲れると夢を与えたい。明日勝てば、先の可能性も色々と見えてくる」と意気込んだ。戦績は15戦9勝(5KO)6敗。
木村は48.9kgとリミットいっぱい
 一方、今年2月の王座決定戦で堀川謙一(SFマキ)を判定で下し、プロ入り8年目で念願のベルトを巻いた木村。7月の初防衛戦でも長身のカウンターパンチャー、知念勇樹(琉球)を相手に試合を支配し、最大8ポイント差の判定勝ちで圧勝し、すでに磐石王者ぶりを発揮しつつある。現在は世界4団体にもランクされ、今回の内容次第では来年の世界挑戦の可能性も高まりそうだ。
自分のボクシングはロマゴンにも通じた
 「今回は、田中君(東洋太平洋ミニマム級新王者・田中恒成/畑中)やロマゴン(世界3階級制覇王者ローマン・ゴンサレス/ニカラグア)とスパーリングを行い、自分のボクシングで手応えを掴んだ。15年続けて基本的な部分は固まったので、後はベースを磨いていくだけ」と世界に立つ自信を深めたという。挑戦者については「パワーがあって、集中力を切らした時にパンチをもらったら危ない。決して侮れない相手」とし、「序盤にペースを掴み、中盤で崩して後半に倒したい。今回のテーマは『チャンピオンとしての強さ』を証明すること。世界へのステップにしたい」とも話した。木村の戦績は17戦14勝(2KO)2敗1分。
カメラマンの要望に応えFace to Face

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