バンゴヤン公開練習

　今月30日、WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(帝拳)V4戦に挑戦する同級11位バルウェグ・バンゴヤン(比)の記者会見および公開練習が25日、都内の帝拳ジムで行われた。
　昨日来日したバンゴヤンは疲れた様子もなく、リラックスした表情で会見に応じた。

　まず、現在のコンディションとタイトルに向けてバンゴヤンは「万全。全ての練習をしてきた。日本で良い試合ができるよう頑張る」。王者・西岡については「試合はユーチューブで見た。西岡はテクニックのある選手。私に対して強気でいるらしいが、試合は苦労すると思う。サウスポーの苦手意識もない」とし、ここまで15戦全勝(6KO)の実績の中で左の選手とは4回戦い、ジャブからのアッパーで倒してきたと語った。
　また、日本人の血を継いでいることについては「母が日本とフィリピンのハーフ。その日本に初来日できて嬉しい。日本人はとても親切で印象も良い。感謝している」とした。

　公開練習では、リング上で軽快なフットワークを披露。シャドーで丁寧に動きを確かめ、その後は縄飛びで軽く汗を流していた。

　尊敬すると語るマニー・パッキャオを筆頭に、世界のリングで目覚しい活躍を見せるフィリピンパワー。果たして30日、日本が誇る"モンスターレフト"西岡に対し、バンゴヤンはどんな戦いを見せるのか…。