和氣がオカヤマアワード大賞に

　OPBF東洋太平洋スーバーバンタム級王者の和氣慎吾(27=古口協栄)が、地元・岡山県の「オカヤマアワード2014」の大賞を受賞し、岡山県知事から大賞のトロフィーが贈られた。21日に岡山市ルネスホールで開催された同アワードは今回で5回目。岡山の活性化と人材育成を目的に創設され、スポーツや建築デザインなど10部門での実績を評価された10組が先月、特別賞と部門賞を受賞していた。

　この中から今年7月に岡山武道館で凱旋防衛戦を行い、同級1位の李ジェーソン(韓国)を10回TKOで退け、4度目の防衛に成功した和氣が栄えあるベストオブザイヤーに選ばれた。和氣は「ただただ嬉しく、感謝です。中学、高校時代から岡山には迷惑ばかりかけてどうしようもない俺でしたが、無理を言って凱旋試合を決行し、これからも岡山という地に誇りを持ち、岡山を背負って世界で戦う男になります」と感謝し、あらためて「自分のためだけにしかやってないボクシングですが、それが人の為になってる。だからこそ、もっと自覚を持ち怠けることなくみんなの夢、希望、期待を背負い必ず世界チャンピオンになります」と誓った。