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[試合後会見]2014.9.16

ツニャカオvs大塚の注目対決

 16日 、元WBC世界フライ級王者で現WBC世界スーパーフライ級6位のマルコム・ツニャカオ(36=真正)と日本同級6位、大塚隆太(28=18鴻巣)の注目の一戦が後楽園ホールで行われた。
もう一度世界を
 この大一番に大塚は立ち上がりから抜群のスピードをもって元世界王者に仕掛け、初回中盤には得意の右カウンターがツニャカオの顔を捉えた。しかし、流石はキャリアで大きく上回るツニャカオで、2ラウンドには大塚に傾きかけた流れを速いワンツー、ボディで引き剥がす。大塚も速い出入りで右を狙い続けるが、ツニャカオの動きがそれを上回り、攻勢を持続。カウンター狙いの大塚も4ラウンドに思いきって圧力をかけるが、バッティングが多くなり、5ラウンドにはツニャカオの頭が大塚の鼻を直撃し、スリップダウン。右目上も負傷しており、この回途中で無念のストップとなった。試合は負傷判定となり、ツニャカオにほぼフルマークの採点が付いた。
項垂れる大塚
 敗れた大塚は、右目上を約2cm裂傷。左側頭部からも出血があった。「消化不良ですが、体にキレがなく、後半に頑張っていたとしても負けていた。悔しいですが、ツニャカオの強さを改めて実感しました」。
世界戦を望むツニャカオ
 一方、この試合でプロ35勝目を上げたツニャカオは、「大塚は良いファイターだったし、ビックハートの持ち主だった。でもバッティングがちょっとね… 。今日は会長と練習していたことが出来たし、出来も良かったと言ってもらえた。5Rのダウンはバッティングじゃない、確かに頭はあたったが左のアッパーを確実にヒットしてる。まあ、レフェリーが見てなかったのは残念だった。世界はいつでもどこでもする用意がある、誰かやってほしい」とコメント。世界再挑戦に向けて改めて意欲を示した。

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