アンダーカードの計量結果

　明日5日、東京・代々木第2体育館で開催されるダイヤモンドグローブスペシャル「THE FIGHT」ダブル世界戦のアンダーカードに出場する、WBC世界ミドル級12位の村田諒太(28=三迫※試合当日に帝拳に移籍)、日本スーパーフライ級8位の松本亮(20=大橋)、WBA世界ライトフライ級9位、WBC同級13位の井上拓真(18=大橋)の前日計量が対戦相手とともに都内のホテルで行われた。

　プロ5戦目、162ポンド契約10回戦に臨む村田はリミット73.5kgを下回る73.1kgでクリア。対戦相手のメキシコミドル級王者のアドリアン・ルナ(メキシコ)も73.4kgで一発パスした。

　「計量が終わってほっとしている。疲れもないし試合が楽しみ。大きな舞台で戦えることが嬉しいし、ビッグマッチにひけを取らない試合を見せたい。合宿での不調はあったが、ぎりぎりまで追い込んで最終調整が上手くできたと思う。あれは自分にとって必要なことだった。(ルナについては)リーチはあるが身長はそう変わらない。ボディは薄いので、打てば効くと思うので上下に打って倒したい。あとはリングに上がった感覚を大切にしたい。4戦を戦い、だいぶプロのリングに慣れた」(村田)

　第2試合を戦う松本はここまで無傷の11勝(9KO)を記録。今回は元WBA世界フライ級王者のデンカオセーン・カオウィチット(38=タイ)とすでにピークは過ぎているが、過去最強の実力者を迎える。試合はバンタム級リミットに近い53.5kg契約8回戦で行われ、松本は53.3kg、デンカオセーンは53.4kgと両者ともリミット下回った。
　「体調はばっちり。デンカオセーンは以外と小さかったですね。もうちょうい大きい方が良かったが、きっちり倒します!」(松本)。

　第1試合でプロ3戦目を迎える井上は、フライ級8回戦でタイ国のチャナチャイ・ソーシアムチャイと対戦。200gアンダーと余裕でクリアした井上に対し、チャナチャイは予備計量で700gオーバーとなり、一時は心配されたが、本計量までにきっちりと落とし、リミットいっぱいの50.8kgで辛うじてパスした。

　「コンディションはすごく良い感じです。相手は少しオーバーしていたみたいですが、そこは気にせずにスカッ勝ちたい。過去2戦は判定だったので、明日はKOを狙います。判定はありません」(井上)。