減量による問題なし

　5日に代々木第二体育館でWBC世界ライトフライ級タイトルマッチに出場する、王者・井上尚弥(大橋)と挑戦者のサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)が、JBC事務局で予備検診を行なった。

◾︎検診結果
王者:井上尚弥
身長:163.0cm
首周:33.5cm
胸囲:85.0cm
リーチ:170.0cm
血圧:125/73mm/Hg
脈拍:72/min
体温:36.7℃

◾︎検診結果
挑戦者:サマートレック・ゴーキャットジム
身長:154.5cm
首周:34.5cm
胸囲:85.0cm
リーチ:161.5cm
血圧:116/71mm/Hg
脈拍:60min
体温:36.5℃

　リミットまであと1kgを切っているという井上尚弥は「印象は特にないが、思ったより小さかった」と挑戦者の印象について話すと、「練習は上がって、食べながら体重を落としています。初防衛戦は必ずKOで勝ちます」と意気込みを語った。

　真吾トレーナーは「左リードを使って、尚弥のスピードとコンパクトなパンチを活かせば問題ない」と万全の体調をアピールした。

　大橋会長は「前回は減量苦だったが、今回は栄養士がついたこともあり、まったくいつも通りでビックリしています」と驚きの様子だった。

　挑戦者のサマートレック・ゴーキャットジムは「日本に来る前から身長とリーチ差があるのは分かっていたし問題ない。井上は減量が厳しそうに見えたので自信が深まった」と王者の印象を語ると「間違いなく勝ってタイに帰る。接近戦で行く」と意気込みを語った。