2016年 リオデジャネイロ五輪 男子 ※随時更新!!
2016年 リオデジャネイロ五輪 男子
ライトヘビー級 出場26名
金メダル
銀メダル
銅メダル
銅メダル
決勝レポート
チームメイトでは男子ライト級のラサロ・アルバレス(キューバ)が同様に世界選手権を3連覇中にもかかわらず銅メダル止まりだったが、ラ・クルスはこの二の舞を回避した。ニヤジムベトフとは2013年の世界選手権でも、決勝で雌雄を決した因縁がある。通常は懐の深い出入りを展開することも多いカザフスタンの強豪は、現代屈指のディフェンスマスターであるラ・クルスにはいつも以上に距離を詰めにかかった。ライトヘビー級リミットは75キロ以上81キロ以下。上から3つ目の重量級にも関わらず、ラ・クルスはノーガードで距離感と反射神経だけで戦うというプロボクシングならリスクの高すぎるスタイルで攻防を極めた超人だ。しかし2012年ロンドン五輪では、銅メダルを獲得するヤマグチ・ファルカン(ブラジル)にポイント負けでまさかの準々決勝敗退。その後はキューバ国内で強盗に銃撃され、直後のWSB戦でもその影響なのか黒星を喫したことがあった。一方で世界選手権は昨年度で3連覇。ノーガード戦法ではありながらも、無難な長距離徹底で、今回も抜群の優勝候補としてトーナメント戦の臨んだ。採点は2回までがジャッジ3者とも20対18でラ・クルス。最終回は逆転を狙って攻めるニヤジムベトフを3者とも9対10で支持した。インターバル中のスローモーション再生では、ニヤジムベトフのパンチも十分に当たっていることと、クルスのパンチはスナップを重視過ぎて裏拳になっている(ナックルパートで当てていない)ことが確認できてしまっていたが、ここはジャッジングに影響することもなかった模様。客席からは、ラ・クルス勝利に歓喜する声の中でカザフスタン応援団のブーイングも多く混じっていたが、男子ヘビー級決勝ほど、会場を騒然とさせる共鳴は、なされていなかった。表彰式ではお決まりの敬礼ポーズを見せたラ・クルスは試合後、「キューバの偉大な名選手達に私の名を連ねることができて光栄だ。キューバ国民のみならず、サポートしてくれた世界中の人に感謝をしたい」と語った。
予選
8月7日(日) 0時30分 (日本時間)

8月6日 12時30分 (現地時間)
不戦勝
予選
8月7日(日) 0時45分 (日本時間)

8月6日 12時45分 (現地時間)
判定2-1
30-27,27-30,29-28
予選
8月7日(日) 6時45分 (日本時間)

8月6日 18時45分 (現地時間)
判定3-0
30-29,29-28,30-27
予選
8月7日(日) 7時00分 (日本時間)

8月6日 19時00分 (現地時間)
判定0-3
27-30,28-29,27-30
予選
8月8日(月) 0時45分 (日本時間)

8月7日 12時45分 (現地時間)
判定0-3
28-29,28-29,28-29
予選
8月8日(月) 1時00分 (日本時間)

8月7日 13時00分 (現地時間)
3R 1分 43秒 TKO
予選
8月8日(月) 1時15分 (日本時間)

8月7日 13時15分 (現地時間)
判定1-2
29-28,28-29,28-29
予選
8月8日(月) 6時45分 (日本時間)

8月7日 18時45分 (現地時間)
判定3-0
29-28,29-28,29-28
予選
8月8日(月) 7時00分 (日本時間)

8月7日 19時00分 (現地時間)
判定3-0
29-28,29-28,29-28
予選
8月8日(月) 7時15分 (日本時間)

8月7日 19時15分 (現地時間)
判定1-2
29-28,28-29,27-30
予選
8月11日(木) 1時00分 (日本時間)

8月10日 13時00分 (現地時間)
判定3-0
30-25,30-27,30-27
予選
8月11日(木) 1時15分 (日本時間)

8月10日 13時15分 (現地時間)
判定0-3
28-29,28-29,28-29
予選
8月11日(木) 7時00分 (日本時間)

8月10日 19時00分 (現地時間)
判定3-0
30-27,30-27,30-27
予選
8月11日(木) 7時15分 (日本時間)

8月10日 19時15分 (現地時間)
判定2-1
27-28,28-27,28-27
予選
8月12日(金) 1時30分 (日本時間)

8月11日 13時30分 (現地時間)
3R 1分 50秒 KO
予選
8月12日(金) 1時45分 (日本時間)

8月11日 13時45分 (現地時間)
判定0-2
28-29,28-29,28-28
予選
8月12日(金) 7時30分 (日本時間)

8月11日 19時30分 (現地時間)
判定0-3
28-29,28-29,28-29
予選
8月12日(金) 7時45分 (日本時間)

8月11日 19時45分 (現地時間)
判定0-3
27-30,27-30,28-29
準々決勝
8月15日(月) 1時45分 (日本時間)

8月14日 13時45分 (現地時間)
判定3-0
30-27,30-27,30-27
準々決勝
8月15日(月) 2時00分 (日本時間)

8月14日 14時00分 (現地時間)
3R 2分 40秒 TKO
準々決勝
8月15日(月) 7時45分 (日本時間)

8月14日 19時45分 (現地時間)
判定3-0
30-26,30-26,30-26
準々決勝
8月15日(月) 8時00分 (日本時間)

8月14日 20時00分 (現地時間)
判定0-3
27-30,27-30,27-30
準決勝
8月17日(水) 0時30分 (日本時間)

8月16日 12時30分 (現地時間)
判定3-0
30-27,30-27,30-27
準決勝
8月17日(水) 6時30分 (日本時間)

8月16日 18時30分 (現地時間)
負傷判定0-3
28-29,28-29,28-29
決勝
8月19日(金) 3時30分 (日本時間)

8月18日 15時30分 (現地時間)
判定3-0
29-28,29-28,29-28
チームメイトでは男子ライト級のラサロ・アルバレス(キューバ)が同様に世界選手権を3連覇中にもかかわらず銅メダル止まりだったが、ラ・クルスはこの二の舞を回避した。ニヤジムベトフとは2013年の世界選手権でも、決勝で雌雄を決した因縁がある。通常は懐の深い出入りを展開することも多いカザフスタンの強豪は、現代屈指のディフェンスマスターであるラ・クルスにはいつも以上に距離を詰めにかかった。ライトヘビー級リミットは75キロ以上81キロ以下。上から3つ目の重量級にも関わらず、ラ・クルスはノーガードで距離感と反射神経だけで戦うというプロボクシングならリスクの高すぎるスタイルで攻防を極めた超人だ。しかし2012年ロンドン五輪では、銅メダルを獲得するヤマグチ・ファルカン(ブラジル)にポイント負けでまさかの準々決勝敗退。その後はキューバ国内で強盗に銃撃され、直後のWSB戦でもその影響なのか黒星を喫したことがあった。一方で世界選手権は昨年度で3連覇。ノーガード戦法ではありながらも、無難な長距離徹底で、今回も抜群の優勝候補としてトーナメント戦の臨んだ。採点は2回までがジャッジ3者とも20対18でラ・クルス。最終回は逆転を狙って攻めるニヤジムベトフを3者とも9対10で支持した。インターバル中のスローモーション再生では、ニヤジムベトフのパンチも十分に当たっていることと、クルスのパンチはスナップを重視過ぎて裏拳になっている(ナックルパートで当てていない)ことが確認できてしまっていたが、ここはジャッジングに影響することもなかった模様。客席からは、ラ・クルス勝利に歓喜する声の中でカザフスタン応援団のブーイングも多く混じっていたが、男子ヘビー級決勝ほど、会場を騒然とさせる共鳴は、なされていなかった。表彰式ではお決まりの敬礼ポーズを見せたラ・クルスは試合後、「キューバの偉大な名選手達に私の名を連ねることができて光栄だ。キューバ国民のみならず、サポートしてくれた世界中の人に感謝をしたい」と語った。

TOP
(C)QBIX