12年前の今日。ニューヨークで起こった同時多発テロ事件は、南アジアの多民族国家、アフガニスタンでの紛争へ転じた。
アフガニスタンではそれ以前から政情不安が続いていた。1979年にソ連が軍事介入。これは日本のモスクワ五輪のボイコットにもつながっている。
いわゆる「名誉殺人」など、文化面でも国際社会から糾弾されることが多々あり、医療機関の遅れも深刻。乳児の死亡率が高く、平均寿命はワースト2位の47歳となっている。
そんな貧しき山国であっても、人々はスポーツに造詣を持ち、ボクシング文化も受け継がれている。アジア選手権など、大きな大会があれば、今も熱心に選手を派遣するアフガニスタン。この国とも、我々は「ボクシング人」という人種で共存しているのである。
今回は、このボクシング後進国の事情を、ナショナル・チームのヘッドコーチであるハミーデュラ・ハミーディ氏のインタビューからのぞいてみたい。
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