「国威発揚」としてもスポーツが重宝される中米、カリブ海のキューバでは、国民にWSBがどう認識されているのか。そう思って、記者の知人であるハバナ在住のキューバ人に聞いてみると、WSBは「新しい存在」という以上の印象は持たれていないという。WSBは我々にとっても新しいのだから、プロスポーツ禁止の社会主義国の人間が、その得体を理解するのが難しいのは、もっともな話だろう。ただ、愛好家や専門家は「5ラウンド制へのスタイル修正には時間が必要だ」など、早くも議論をかわしているようだ。今回は、キューバが五輪ボクシングを席巻し、今日にいたるまでを振り返りたい。
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