今月の21日から25日にかけ、アマチュアボクシングでは、全日本選手権の東京大会が行われる。ここでのバンタム級2連覇に、並々ならぬ闘志を抱いているのが、藤田大和(拓大)だ。
昨年の準決勝では、ロンドン五輪の銅メダリスト、清水聡(自衛隊体育学校)に勝利。そのまま優勝をはたしたが、五輪予選の出場は清水がつかみ取った。
「清水さんは岡山の大先輩でもあるんで、銅メダルは本当にうれしかった。ただ、もう一回勝てれば、自分にも脈があったという気持ちは……ないと言ったら嘘になりますね(笑)」
藤田は、高校時代に全国タイトルを3度制覇。極真空手の経験も豊富な格闘技一家で、弟・健児(拓大)も、倉敷高校時代に2年生で全日本選手権ライト級優勝をはたした兄弟ホープだ。2人のセコンドに就くために先日、正式に引退届を出した長男の和典氏は、元OPBF東洋太平洋S・フェザー級の暫定王者でもある。
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