5月10日(月)から16 日(日)にロシア・ハバロフスクで開催された2021年コンスタンチ・コロトコフ記念国際トーナメント大会の結果報告会が18日、オンラインで行われた。会見には岡澤セオン(69kg 級日本代表)と田中亮明(52kg級日本代表)が本博国男子強化委員長が出席した。
東京オリンピック直前に行われた最後の国際大会で、約1年半ぶりに外国人選手と拳を交えたことで、東京五輪金メダル獲得に手応えを感じた様子の岡澤は「メダルを取れると思っていたが、金メダルが100%取れる状態に仕上げる」と世界の頂点を目指すことを誓った。ロシアで行われた今大会では、ウズベキスタンの国内トップ選手やロシア人選手からも勝利を挙げて優勝。今夏はロンドン五輪日本代表だった村田諒太(帝拳)以来のゴールドメダリスト誕生が期待できる!
「試合を楽しめた。試合がしたいと思った」と試合間隔が空いたことへの不安を払拭できたという田中は「負けたけどオリンピック前に負けてよかった。色々考えて本番に臨む」とこちらもメダル獲得に意欲を燃やした。
今月31日までの隔離が終わると北海道紋別合宿に入る。その後は、コロナ禍の状況などを鑑みた上で、会津若松市で合宿予定のタイ王国のナショナルチームや同じく宮崎県を予定している米国代表選手らと実戦形式のトレーニングで最終調整した後、東京五輪を迎える。ワクチン接種などに関しては、識者の意見をもとにオリンピックまでに検討するとした。