一般社団法人 日本ボクシング連盟は、9月13日オンラインで開催した『2019年度優秀選手選手賞』の表彰式の中で選手の表彰と共にコーチに対する賞【最優秀コーチ賞】も同時発表した。2018年度から最優秀コーチ賞が新設され、第1回の受賞者は矢田圭一氏(自衛隊体育学校)。そして、昨年2019年度の受賞者は平野義幸氏(自衛隊体育学校)が第2回アマチュアボクシング最優秀コーチ賞に選ばれた。来年に延期された東京オリンピックへの出場が内定しているライト級代表 成松大介(自衛隊体育学校)の担当コーチでもある平野コーチにお話を伺った。
平野コーチは、新潟県胎内市生まれの37歳。2つ上の兄が高校でボクシングをやっていて中学生の時に一度見学に行ったことをきっかけにボクシングの魅力に引き込まれ、兄と一緒の興農館高校に入学し高校1年生からボクシングを始める。3年次にはウェルター級でインターハイ・国体を制し2冠に輝く。大学は東京農業大学に進学。大学時代、どうしても勝てないライバルがいた。1学年上の平田直己氏(日大)だ。「4戦して一度も勝つことは出来ませんでした。オリンピックを目標にするとかは平田さんに勝ててやっと言えることだと思っていたので・・・」。意外だが、当時のナショナルチームへの召集も大学時代は一度もなかった。
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