新型コロナウイルス感染のニュースが世界中を駆け巡り始めた2月中旬、フィリピンの首都マニラにある名門エロルデジムで対面したマグラモ一家をご紹介しよう。
WBO世界フライ級王者決定戦で中谷潤人(22=M.T)と対戦するジーメル・マグラモ(25=比)は、フィリピン国内フライ級チャンピオンだった大叔父の故リック・マグラモから続くボクシング一家の3代目。父は元OPBF東洋太平洋フライ級チャンピオンのメルビン・マグラモ(49)。日本でも試合をしたことがあるので、往年のファンには懐かしい名前だ。弟はライトフライ級で活躍するアルビン・マグラモ(23) プロ戦績は14戦12勝(8KO)1敗1分とあって、フィリピン国内では将来有望株の一人に挙げられている。フィリピンきってのボクサーファミリー、マグラモ家待望の世界チャンピオン誕生に期待が寄せられている。