東京五輪のアジア・オセアニア予選が行われているヨルダンの首都アンマンで4日、男子52kg級トーナメントの初戦に田中亮明(中京高校教員)が登場。キルギス代表のアザト・ウセナリエフと対戦した。初回はやや優勢だったが、2回は明確にポイントを取られると、この回のバッティングで痛めた右目の周りをやや気にするように失速。勝負の最終3回も明確な優勢を示すことができずにWP(1-4)で苦渋をなめた。
各国の報道機関の立ち入りが認められているミックスゾーンで田中は「パリ(5月の世界最終予選)がんばります」とだけ口にして退場した。新型コロナウィルスの発生が日程調整に影響した日本代表団が試練を迎えている。